繊細と言われる人のことを、一般的に「HSP(Higly Sensitive person/ハイリー・センシティブ・パーソン)」もしくは「エンパス(Empath)」と呼びます。
高い共感性と繊細さを持つ「HSP」と「エンパス」。
一体何が違うのでしょうか?

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「エンパス」と「HSP」の違いについては、様々な見解がある
「HSP」と「エンパス」の違いについては、様々な見解があります。
これは、まだ「エンパス」研究の歴史が浅く、明確な定義やはっきりとした測定基準が確立されていないため、当然のことと考えられます。
代表的な意見についてみていきましょう。
両者に大きな違いはなく、観察する視点が違うという説
「エンパス研究家」であるにじのなおみさんは、著書「繊細過ぎるエンパスさんだからわかった幸せの法則」のなかで、「エンパス」と「HSP」の違いは「観察する視点の違い」であると説明しています。
先ほど説明したHSPは、心理状況や外的要因がどんな影響を及ぼすのかという臨床心理の視点から研究されており、その分野は脳科学などのサイエンス的な考察がメインになっています。
一方、エンパスは、波多いとネルギーの敏感さや共感性の特徴といったスピリチュアル(精神世界)の視点から観察する傾向があります。
にじのなおみ著「繊細過ぎるエンパスさんだからわかった幸せの法則」フォレスト出版 P16より引用
にじのさんはこのように、「エンパス」はスピリチュアルの視点が強く、「HSP」はサイエンスの視点でみること多いという「観察方法の違いである」と説明したうえで、
HSP的な人は、外的要因に強く影響を受けていると捉えられる一方で、エンパス的な人は、他者の感情や周囲の環境に敏感なだけでなく、良くも悪くもその場の雰囲気や人から感じたエネルギーを自分のフィールドの中に吸い込んでしまうという気質があるのです。
にじのなおみ著「繊細過ぎるエンパスさんだからわかった幸せの法則」フォレスト出版 P17より引用
上記のように「エンパス」には「周囲のエネルギーを吸い込んでしまう」という大きな特徴があるとしています。
「エンパス」は「HSP」の延長にあるという説
また、「HSP」のなかでもさらに特殊な性質を持つ人を「エンパス」とする考え方もあります。
関西大学文学部心理学専修の教授で、エンパスについての論文や書籍を多数書かれている串崎真志さんは、次のように示しています。
HSPは人や環境の刺激に対して、比較的高い敏感性をもつ人たちで、4~5人に1人が該当するといわれています。エンパスはHSPの延長にあるのですが、HSPをさらに特殊にした性質をもち、その割合もごく少数に限られると考えられます。
串崎真志著「エンパスのためのイメージ練習イラストブック」特定非営利活動法人ratik発行 P1より引用
「エンパス」は「HSP」の中に含まれるが、「エンパス」はさらに周囲の感情やエネルギーを感じ取り、さらに吸収するという特殊な性質をもつ、とされる意見です。
両者を区別した方が良いという説
具体的な文献は得られませんでしたが、「エンパス」と「HSP」を区別した方が良いとする説もあるようです。
確かにエンパスは、共感性の高さという点で、高敏感者と似ている。とはいえ、上記のごとく一歩踏み込んだ特殊な性質をもつ。そのため、エンパス傾向を、高敏感性と概念的に区別した方が良いという意見もある。
串崎真志著 「エンパス傾向とセルフケア」 関西大学学術リポジトリ P22より引用
まとめ
高い共感性と繊細さを持つ「HSP」と「エンパス」。
両者の違いについては、様々な見解があることがわかりました。
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