本当の強さとは?マドモアゼル・愛さんの本「自分の素晴らしさに気づいていますか?」のポイントと感想

「母」を知って、もっと幸せなママに。「にわとり印のごきげんブログ」

作成者のNikoです。

私は、自分の傷つきやすくて弱いところがずっと嫌いでした。

でもこの本を読み終えて、「本当の強さ」を得るためにはどうしたらいいのかが、少しわかってきた気がします。

今回は、買って本当によかった、読んでよかったマドモアゼル・愛さんの書籍、「自分の素晴らしさに気づいていますか?」を紹介します。

この本についている特別付録が私にとても役立つので、先日↓こちらの記事でとり上げたばかりでした。

本編「これは忘れたくない!」という内容が満載で、書かずにはいられなくなったので、ここでまとめてみたいと思います。

「自分の素晴らしさに気づいていますか?」は、「本当のこと」が知りたい人にぴったりの本

人間が生きていくための基本的な考え方が学べる

「自分の素晴らしさに気づいていますか?」は、2021年7月に初版が発行された、西洋占星学者・エッセイストであるマドモアゼル・愛さんの書籍です。

自分を知り、自分を好きになり、自分になっていくための基本的な考え方について、わかりやすく優しいことばで書かれています。

また、この記事のタイトルに掲げた、人間の「本当の強さ」について考えさせれる本です(決して強く生きなさい、という内容ではないのですが)。

その他、「本当の自分」「本当の生き方」などを探るヒントが沢山書かれています。

この本では、色々な角度からあなた自身について考え、あなたが自分の素晴らしさに気づくノウハウを語ったつもりです。

マドモアゼル・愛著 「自分の素晴らしさに気づいていますか」 株式会社三笠書房 P2より引用

忘れてしまいがちな「生きる上で大切なこと」が、読みやすく書かれています。

この本の構成

この本は序文と末文のほかに6つの章で構成されています。

特殊音源がダウンロードできる特別付録付きで、全254ページです。

イメージをつかみやすいよう各章のタイトルを下記に引用させていただきます。

はじめに 「幸せ」と「安心」を生み出す”自分の心”とのつきあい方

プロローグ 喜びの人生を築きましょう

CHAPTER1 あなたの中に二人の自分がいる

CHAPTER2 あなたは傷ついていますか?

CHAPTER3 他の人のようになろうとするから、あなたは疲れる

CHAPTER4 感情の法則

CHAPTER5 心の法則ー心の神秘的なはたらきを活用する法!

CHAPTER6 自分を愛せない人は誰からも愛されない

エピローグ 誰も自分の呼吸をかわってはくれない

Special appendix 特別付録 周波数を知ると生きるのが楽しくなる

マドモアゼル・愛著 「自分の素晴らしさに気づいていますか」 株式会社三笠書房 目次より引用

この本のポイント

沢山ポイントがありますが、厳選してお伝えします。

正反対の自分、どちらも受け入れることで成長できる

「CHAPTER1 あなたの中に二人の自分がいる」の中に書いてあるポイントです。

自分の二面性を受け入れるには?

子どもに優しくできたと思えば、すごく冷たくしてしまうことがあったり。

見返りを求めず人に親切にできることもあれば、計算高くなってしまうことがあったり。

私たちはそんな自分の二面性にとまどい、「悪い」と考えるほうの自分を責めたり、直したいと考えてしまう傾向があると思います。

それはなぜでしょうか?

マドモアゼル・愛さんは、それは「自分の理想像」にこだわっているからではないかと話します。

実は二面性の正体は、「理想の自分」と、「(特に幼い頃に親から)認められずに押し込められていた自分」なのだそうです。

どちらも本当の自分であるということです。

親から必要以上に期待され、「理想的な子ども」を強調されながら育ってくると、私たちはどうしても「理想の自分」が本当の自分であるかのような錯覚におちいりがちです。

しかしどう錯覚しようとも、心の隅に押し込められていた自分の感情が消えてなくなるワケではないのです。


マドモアゼル・愛著 「自分の素晴らしさに気づいていますか」 株式会社三笠書房 P40より引用

幼い頃の考えが根強く残るということは、私も身をもって経験しました。(➩頭の中が大爆発した体験談へ)

こうした自分の二面性を受け入れることが、ラクに、強く生きることができる秘訣であるそう。

ではどうすれば、自分の二面性を受け入れることができるようになるのでしょうか?

それには、押し込められていた都合の悪い自分の一面を安心させて、もっと認めてあげることが大切なのです。

マドモアゼル・愛著 「自分の素晴らしさに気づいていますか」 株式会社三笠書房 P43より引用

例えば、やさしい自分とズルい自分の二面性を気にしてしまう人は、ズルい自分のほうを自分で許してあげて、肯定してあげることが大切だとマドモアゼル・愛さんはいいます。

果たせないでいた自分の「影」の部分に、やさしく許しの思いを抱き、

「おや、おや……」

と思いつつ、それを認めてあげることで、私たちは心のバランスを回復していくことが本当にあるのです。

マドモアゼル・愛著 「自分の素晴らしさに気づいていますか」 株式会社三笠書房 🅿47より引用

自分を許す習慣をつけよう

同じように、理想的にできない自分を許せるとラクになり、逆に物事がうまくいくようになるとマドモアゼル・愛さんはいいます。

具体的にいいますと、英語の勉強がしたくないのなら、

「あ~あ、イヤだけど仕方ないから、英語の本のページでもとりあえずめくってみるか……」

と「本当はイヤだけど」という自分の気持ちに、決して嘘をつかないことです。

マドモアゼル・愛著 「自分の素晴らしさに気づいていますか」 株式会社三笠書房 p57より引用

イヤだな~という気持ちに正直でいて良いのですね

「正直に生きること」で強くなれる

これは、「CHAPTER2 あなたは傷ついていますか?」に出てくるポイントです。

悲しい時には悲しみ、喜びのときには喜ぶなど、正直に生きるということほど強いものはないと、マドモアゼル・愛さんはいいます。

自分のマイナーな部分を愛する

感情のなかでも、悲しさや苦しさなどのネガティブな気持ちになるもの。

また、自分のコンプレックスを刺激するようなマイナーなものは、確かに嫌です。

しかし、そこから目を背けると自分を失うことになる、とマドモアゼル・愛さんはいいます。

本当に私たちが愛すべきものは、自分のマイナーな部分なのです。マイナーであればあるほど、なまなましく自分という存在を実感できるようになっているのです。

なぜなら、それは自分自身によってしか認められないものであるし、自分自身によってしか愛されないものだからです。

マドモアゼル・愛著 「自分の素晴らしさに気づいていますか」 株式会社三笠書房 p98より引用

自分の醜い、イヤだと感じられる部分こそ、責めずにやさしく認めることで、自分をごまかさずに強く生きていけるのだそう。

人間はどんなに未熟でも、その未熟な自分で生きていこうとすれば、それだけで幸せな生活がおくれるようになっているのです。

マドモアゼル・愛著 「自分の素晴らしさに気づいていますか」 株式会社三笠書房 p190より引用

傷つける人の正体

自分のマイナーな部分・弱点を正直に出してしまうと、嫌な感じでそこを責めてくるような人っていますよね。

そういう人は「自分をゴマかし、自信を失っている人」だけの人であるので、そんな人達からどう思われても気にする必要はない旨をマドモアゼル・愛さんは語っています。

悲しいですが、私の母もこういうところがあります……

そして、正直に生きていけばそうした人とは自然に縁遠くなるとマドモアゼル・愛さんはいいます。

私たちの弱点をわざと指摘したり気にさせて、私たちから自信を奪おうとするような人と一緒にいることなど必要ないのです。

まして、そういう人たちの目を気にしてしまい、なんとか取り入ろうとして努力することなど、バカらしいことです。

マドモアゼル・愛著 「自分の素晴らしさに気づいていますか」 株式会社三笠書房 p100より引用

「自分をゴマかし、自信を失っている人」の言葉はスルーする、と覚えておきましょう!

心の法則

これは「CHAPTER5 心の法則ー心の神秘的なはたらきを活用する法!」に出てくる法則です。

「心の法則」のなかでも、特に大事だと思ったものをピックアップしています。

心には、自他の区別がない

人の心は不思議なもので、心の働きが否定的であれば否定的なことを、肯定的であれば肯定的なことを自分の身に実現させてしまうとマドモアゼル・愛さんはいいます。

心には、自分と他人との区別がない、ということです。

例えば他人をバカにしていれば、その人は結局バカにした他人と同じような心を持つことになる、といった具合です。

本当の気持ちで他者の幸せを願ってこそ、自分自身も幸せになれるのですね。

以前記事にした書籍、「あなたは絶対!運がいい」にも似たような心得が出てきます。

基本は、喜びである

私たちは普段の生活でついつい、「何が正しいのか」を考えてさまざまな選択をしがちです。

しかし、この世に本当に正しいもの、良いものなどあるのでしょうか。

それは、年齢や社会状況や時代や環境によって異なるものです。(中略)何が正しいか、何が良いかということは、基本や中心には成り得ない概念なのです。

そのようなものに、私たちはゴマかされてはいけません。

マドモアゼル・愛著 「自分の素晴らしさに気づいていますか」 株式会社三笠書房 p22より引用

では何が心の中心になるのか人生の基本になるのかというと……

それは「喜び」のだそうです。

そこに喜びがあったのかなかったのかが、私たちの反省するべき基準であること。

どんなに世間的に立派に見えようとも、喜びのない人生は人間本来の生き方ではないということを、マドモアゼル・愛さんは語っています。

人生の基本は「喜び」であるということは、この本の随所で出てきます。大切なことなのですね。

その他の重要ポイント

この本には本当に書ききれないほど心を揺さぶられるお話が書かれています。

  • 遅かれ早かれいつか人生には終わりが来るという、人間のいちばん辛いともいえる事実を受け入れてこそ、残された人生がプラスになり、喜びが抱けるようになる
  • 自分が何か行動したり、発言したりして表現する時、それらの根本にある真の動機がなんであるかを自分でわかっていることが大切。
  • 本当の自分でいるために、感情の問題に向き合わざるをえない。
  • 感情には法則がある。(意志では変えられない、刺激しなければ弱くなる、行動により新しい感情が生まれる、など。)
  • マドモアゼル・愛さんが考える3つのお金の使い道。➩①生きるために必要なお金、②自分らしく自由でいられるためのお金、③欲望を満たすためのお金。人間は本当は①の最低レベルのお金を満足に満たされれば、日頃の悩みの多くの物が解消される。
  • 自分を嫌いになるのは、他人と比べるから。
  • 愛されるのを待って受け入れられないのは辛いこと。そんなときは、好かれたい気持ちをひとまずあきらめ、自分から誰かを好きにる。➩それには良い面を大きく評価してあげて、悪い面を小さくみるのがコツ。
  • 好意はこちらから表現しない限り、相手には伝わらない。

詳細が気になる方は、ぜひお手に取って読んでみてくださいね!

読んでみての感想

生きていく上で大切なことが書いてある!と何度も感じながら、丁寧な優しい言葉で書かれていることもあって、さら~っと読めました。

そして読み終わるころには「これからどうやって生きようか」という不安(そんな不安が自分の中にあることをあまり意識していなかったのですが)が軽くなった気がしました。

「本当のこと」を教えてもらった、という気持ちです。

今回ポイントをまとめようとしたら、書きたい部分が沢山ありすぎて選ぶのに苦労しました。

でも、普段の生活の中ではついつい忘れてしまいそうなこともあるので、何度も読み直したいと思います。

ちなみに、人生の根幹のことを教えてくれる本としてはほかに、よしもとばななさんのエッセイ「おとなになるってどんなこと?」(←過去記事にリンクします)もおすすめです。

自分の素晴らしさに気づいてますか (単行本) [ マドモアゼル・愛 ]

最後までお読みくださりありがとうございました!

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